代表的なオシレーター分析のひとつである、RSIです。
FXを始めると、RSIってよく聞くけど、よくわからない。けど、見方はわかるという方が多くいらっしゃるかと思います。まずは、、、
その数値を決定する過程がわかることでより深く理解できると思いますので初心者の方でもわかりやすく説明します。
RISの計算式
終値が前日の終値に比べて上昇または下落で区別し、それぞれ過去のn日間の上昇幅の合計をa、同じ期間のbとし、
RSI(%)=
(a÷(a+b))×100
n日間でよく使われるのが14ですが、日足でいうと、過去14日間の上昇幅aが150銭、下落幅が100銭とすると、
RSI(14)=
(150 ÷(150+100))×100 =
60.0% となります。
これは日足ですので、時間足だと、14時間前と比較することになります。
数値の説明は以上ですが、使い方はここからです!
RSIが70~80%は買われすぎ、20~30%では売られすぎとみることができます
要は、このRSIは相場の過熱感やいきすぎを判断する指標のひとつです。主にレンジ相場で逆張りの参考とできます。
ここで、レンジ相場とあえていれておりますが、これ、実際のチャートでは大切なとこです!
トレンド相場では、いくら70%を超えてもさらに上昇し続けるなんてことはざらです。よくあることです。
その相場の空気感をがあってこその指標ですので、70%を超えたからいって、すぐに売るのではなく、一呼吸おいてからエントリーするのが大切だと思います。
このRSIですが、計算式を知って、初めてわかることですが、仮に上にも下にも大荒れの相場ってあるじゃないですか?
でも、それもこの指標では上と下に同じ幅だったら、50%付近をうろうろするんですよね。
相場は荒れた相場なのに。。
ちなみに、USD/JPYの1時間足のチャートで簡単ですが解説します。
このチャートですが、ご覧のように①~③で30%を下回った箇所、70%を上回った箇所をクローズアップしてます。
まず、①の青丸ですが、30%を下回った箇所で、しばらくいましたが、結局、①の赤丸で示したように上昇してます。
つづいて、②です。こちらは70%を超えてすぐ、相場は下降し始めました。
①と②はRSIを説明するうえで、とてもいい例となってます。
ですが、
③です。
このとき、70%を超えたからといって、売るとそのあと③の赤丸で囲んだ個所のように上昇してます。
加えて、①でもすぐにこれ以上下がらないといって売ってしまうと、結果的には上昇してますが、はじめて30%を下回った箇所からすると
大きく下がっています。
こういったこともあるので、一概にRSIが買われすぎ、売られすぎと判断するのは厳しいとも言えます。